裾上げテープを使った「スーツのズボンを裾上げ」する方法について書いてみる。
かなりいいかげんな自己流の上げ方をしているので「こんなんで、紹介してもいいのか?」と若干気になるが。 『裾上げテープは使ったことがない』いう方も多いようなので、参考としていただくもよし、反面教師とするもよし・・・ということで。
実際にP.S.FAパーフェクトスーツファクトリーで買ったスーツを裾上げしてみたので、ワタシ流の裾上げ方法をご紹介してみる♪
通販で買う服は、返品に備えてお直しはしない。自分で上げよう
通販でスーツを購入する場合、返品・交換をする可能性があるのであれば、お直しの依頼はせずにそのまま購入しないといけない。
裾上げ済みの商品では、気に入らなくても返せなくなってしまうから。
加工なしで買った場合、そのままの状態でズボンを穿く訳にはいかないので、当然、自宅で裾上げをする必要があるのだが。
ずぼらなワタシは、チクチクとまつり縫いすることは性に合わないため、いつもチャチャ・・・と裾上げテープとアイロンで上げてしまう。
■裾上げテープっていうのは↓こういうヤツ。(イメージ画像amazon)
P.S.FAパーフェクトスーツファクトリーで買ったスーツを裾上げしてみた。
先日、パーフェクトスーツファクトリーの通販で買った息子のスーツのズボンを裾上げしてみた。
ズボンの丈を合わせる。
まず最初に、どのくらい上げるのか? 実際にズボンを穿いて、丈を決める。
その際、手持ちのズボンの長さを測って、それに合わせるという手もあるが・・・
「ズボンの形や素材によって、丈が変わることはないのか?」と、ちょっと心配なので、毎回本人に穿いてもらって合わせるのが、やっぱり安心。
その際、ズボンを裏返しにしておいて穿いてもらうと、後の作業がスムーズに進む。
ズボンを折り返して裾線を決め、マチ針などで数箇所とめる。
ズボンの上げ幅を決め、とめておく。
↑この際気をつけないといけないことは・・・
- ウエスト位置は、普段穿く場所で固定させて丈を決める・・・ということ。
- まっすぐに立ってもらう・・・ということ。
以前息子の裾上げをした際の失敗談になるが、丈を決める際は腰ばきしていたくせに、いざ外出で穿く際になってウエスト位置でベルトをしたために、ルパン3世のようなツンツルテンのズボン丈になってしまったのだ!
なので、ウエストはベルトをして、きちんと固定して測るのが◎!
できれば、履くと想定される靴を履いて、床から1センチくらいになるようにするのがベストなんだそう。
■参考サイト(楽天市場の婦人服absorb)
股下採寸の仕方&裾丈の決め方→【裾上げ】シングル
裾上げテープの使い方
↓こちらは、裾上げテープパッケージに記載された「裾上げテープ」の使い方である。
しつこいようだが、ワタシ流のやり方は、上記手順とは若干違うので念のため。 両方参考にして、ご自身のやりやすい方法でどうぞ。
- ①折り返す部分(ワタシは10センチとった)にマチ針でしるしをつける。
- ②安全ピンはそのままで、マチ針のしるしで余分な布を切り取る。
-
*安全ピンは、裾の折山付近に止めておくのが正解。 少々曲がってしまったけれど、細かいことはあまり気にしない・・・ということで!
- ③裾上げテープを2等分して水に濡らし、下準備をしておく。
- ④アイロンで、裾上げテープの接着を開始する。
-
使用方法では、内股の中心から・・・と書かれているが、テープの終始が耳と重なると面倒なので、ワタシは少しずらして開始している。 アイロンの温度設定は「毛」だそうだが、ワタシは「綿麻」の高温でかけてしまうことが多い。 本当は、ズボンの生地に合わせるべきであろうとは思う。
- ⑤ズボンの折り目部分は、テープがつらないように気をつけてかける。生地は伸ばしても、テープは伸ばさないように注意!!
- ⑥アイロンかけは、上から押し付けるようにして当て、持ち上げてから前に進ませること。
-
ついついアイロンをすべらせたくなってしまうけど、ぐっと我慢で、上から押し付けるようにして当てること。 ここでアイロンを滑らせてしまうと、表に返した際に、ズボンの生地がウネウネとギャザーが寄ったようになってしまうので、要注意!!
- ⑦裾上げテープが1周したら、テープの余分をカットして完了!/dt>
アイロン台によっては、上手く上から圧をかけにくい・・・というか、なかなかテープが接着しないことがあるので。
その場合は、ズボンの下にタオルを敷いてかけるとアイロンに圧がかけやすくなり、キレイに接着させることができるので、お試しあれ。
もう片方のズボンも裾上げテープで上げる。
反対側の脚は、試着した際に同様に丈を合わせて上げても良いし、出来上がった方の脚に合わせても可。
脚の長さが左右で余程違わない限り、どちらのやり方でも大丈夫であると思う。
ワタシは、先に仕上がった方の丈に合わせるやり方をすることが多い。
余分な部分を先に切り取った方と同じだけ切り落としてから、折り返し幅を確認して、同じ長さになるように上げている。
もともと10センチ折り返すつもりが、9.5センチに仕上がっていたので、反対側も9.5センチで統一♪
丈合わせから両足の裾上げ終了まで、だいたい30分~40分くらいであったろうと思う。スムーズにいけば、もっと早く仕上げることも可能かも。
裾上げテープでズボンを裾上げ。 こんな時は?!
ブーツカットやスリムのズボン
ズボンの形が、ストレートの場合は特に問題ないのだが、ブーツカットやスリムのように、部分的にズボンの太さが変わる場合は、裾上げにも注意が必要。
裾に行くにつれて広がる場合は、折り返しの長さを短くすると上げやすい。
裾の幅が狭い場合には、ズボンの脇の部分を少し解いて、広げてあげると良いように思う。
裾上げのポイント
とにかく表に変なツレやしわが出ないようにすることが大事。 それさえ気をつければ、やること自体はとても簡単な作業ではある。
ただし、裾上げテープは1度接着すると再度使うことはできないし、ズボンの接着部分にもアトが残るので、やり直しはきかないと覚悟して臨むべし~
ちなみに、ワタシのやった『裾上げテープでの裾上げ』出来上がりは、こんな感じ↓
表に裾上げテープの跡が出て、あまり見栄えが良くないようにも見えてしまうが、実際に着てしまえば、あまり目立たないような気がするので、
我が家の場合は、裾上げテープで全然OK。
裾上げテープが剥がれてきたら?!
パーフェクトスーツファクトリーさんの場合は、無料で裾上げテープが付いてくるけど。
いつもは100均で買った安い裾上げテープを使っているため、長期使用で何度も洗濯をしているうちに、だんだん裾上げテープが剥がれてきて、裾が落ちてきてしまう。
そんなときは、剥がれている範囲が狭ければ、その部分だけ糸でまつってそのまま穿いてもらう。
あまりにも広範囲に剥がれてきたら、裾上げテープをむしり取って、その上に新たなテープを付けて使う。
裾上げテープの糊が残って、見た目が汚くなっているかもしれないけれど。 同じ場所にテープを貼るなら気にしない。 どうせ、ズボンの裏側だしね。
ズボンの裾上げをキレイに仕上げたい・ダブルにしたい・・という方は・・・
パーフェクトスーツファクトリーで買ったズボンなら、購入からだいぶ時間が経ってしまっていても、最寄の実店舗でお直ししていただけるので(有料だが、ネット購入品も対象)、店舗に持ち込むことをおすすめする。
その他、買った店舗で加工をお願いできない場合や、スレ等による再加工品の場合は、やはりリフォーム店にお願いするのが良いと思う。
楽天市場で良さそうなショップを探してみたので、ご参考まで。
コメント
[…] した息子のスーツ・ズボンは、裾上げテープで裾上げしたので、スーツの裾上げについてはこちらでどうぞ。 細かいことを気にしなければ、30分もあればできてしまうので、購入に際して […]