窮屈感のない楽ちんジャケット!ランズエンドのアンコンジャケットがすごく良かった♪
『上質な素材と作りの、シンプル &クラシックなアメリカン・カジュアル』
1963年シカゴ生まれのファッション通販ブランド【ランズエンド (Lands’ End)】さんから、
主人用にメンズジャケットをいただいた。
商品自体は、主人の選択。
「ちょっとした外出に、スラックスでもデニムでも合う気軽なジャケットが欲しい」ということで、
彼がオンラインサイトから、自分で選んだジャケットである。
今になって気づいたのだが、現在ランズエンドさんが展開されている「メンズ・ジャケット特集」の
コンセプトが、まさにそれ!!
男たちを、堅苦しい装いから解放する!!
気負わずに着るメンズジャケット・・・というのが、オシだったのである♪
軽さと柔らかさを追求した「アンコンストラクテッド・ジャケット」
オシャレな男性であれば「アンコン・ジャケット」なるものをご存知なのかと思うけど。。。
ワタシは全く知らなかったので、届いたジャケットを見てちょっと驚いた。
上の写真で↑お分かりだろうか?
だって一見、定番のウールジャケットであるのに、見頃に裏地が付いていないのだ!!
「あれぇ?これ・・・ウールのツイードジャケットなのに、単衣だよ?!
わざと裏を付けてないんだよね? 最近のジャケットの流行りなのかしら~???」
「って・・・内側の胸ポケットや、袖には裏地が付いてるのね???
びっくりだなぁ~、こんな仕立てのジャケット、初めて見たよーーー!!」
このジャケットの袖に裏地が付いているのは、「腕が通しやすいよう」にという
滑りを良くするための配慮だそうだ。
先ほど、ランズエンドさんの「大人ジャケット自由宣言」に書かれていた
『ランズエンドはこの秋、すべてのジャケットを完全にアンコン仕立てにしました。』という記載に気づき、
“アンコン”と調べてみたら・・・
アンコンとは、アンコンストラクテッドの略であり、
コンストラクテッド=「組み立てられた 」の意味なので、
anが付くと「非構築的な」という意味となるらしい。
つまり、アンコンジャケットとは、芯地やパッドを極力使わずに、軽く・着心地が良いように
仕立てたジャケットということである。
ランズエンドさんのサイトには・・・
完全アンコン・テーラード仕立てとは肩パッドなし、芯素材や裏地も極力省いて、
軽さと柔らかさを追求した作り方。しかし、ただ縫い合わせただけでは、シャツのように
頼りない代物になってしまう。心地よく、かつジャケットとしての「格」を併せ持つものとするために、
丁寧な技術を必要とする特別な仕立て方。
・・・と記載されていた。
なんでも、芯を入れず、パッドも使わず、裏も付けず・・・と仕立ててしまうと、
平面的でカジュアルすぎる仕上がりになってしまいがちなのだとか。
そこを、だらしなく見えないように上手く作るには、かなりの技術が必要・・・ということなので、
あえて「完全にアンコン仕立てにした」という点に、ランズエンドさんの自信の程が伺える。
さすが「品質に自信がある」・・・というだけのことはあるな~!!と、そう思った。
段返り3つボタン
もう1つ。
ワタシが今回学ばせていただいたのが「段返り3つボタン」というデザインだ。
段返り3つボタン・・・これも全く知らなかった。
なにせ、ジャケットを吊るして撮影しながら・・・
「あれ?3つあるボタンの1番上が、衿の折り目で隠れてるよ?
なんで?わざと?? このボタン、閉めてもいいの? それとも飾り???」
・・・と、しげしげと眺めていたのだから。
先ほど「段返り3つボタン」と調べてみて、1番上のボタンはかけてはいけないことを知った。
ついでに、メンズのジャケットというものは1番下のボタンは外して着るのが常識なので、
真ん中のボタンだけどかけて着るのが「◎」なのだということも~
ふ~ん・・・なるほど~!!
確かに、ランズエンドのモデルさんは、中1つだけとめて着ている!!
【LANDS’ END】メンズ・ソフトツイード・コンフォート・ジャケットを更に詳しく♪
メンズ・ソフトツイード・コンフォート・ジャケットを更に詳しく紹介すると・・・
ヘリンボーン(魚骨模様)のソフトツイードの素材は、毛95%ナイロン5%で、
お手入れはドライクリーニング。
衿裏には芯が貼られているので、商品ページでモデルさんがしているように、
若干衿を立てて着るのも、カッコイイ。
袖口は4つボタンがあって、飾りボタンではなく、開閉できる本切羽(本開き)仕立て。
後ろは、中心ベンツ入り。
ポケットは、左胸・内ポケット・左右のフロント。
内ポケットにしつけは付いていなかったけど、胸とフロントポケットには、
やけに丁寧なしつけ付きで~!!
なんだろ?これ・・・
このポケット、型崩れするから、使っちゃダメ・・・ってことなのかしら???
そう思って、ランズエンドさんに電話で尋ねてみると。
「全部こうしたしつけ(仕様)になっている」・・・ということで。
もちろんしつけを外して、ポケットを使ってOKなのだそうだけど、
中にはポケットは使わない・・・という人もいるので、型崩れ防止のために、
しつけを付けたまま着られる仕様になっていると教えてもらった。
ちなみに、しつけは隅に指が入るようにと隙間があるので、
見頃を切らないように、その隙間に指を入れて、スーーーーーと外すと良いのだそうだ。
すっごいなーーー!ランズエンドさん。
そんなとこまで気を使ってくださっていたなんて、聞かなかったらわかんなかったよー!!
・・・ということで。
かなり長くなっちゃったけど、次の記事で実際に主人がジャケットを着てみたところを
ご紹介したい。
ぜひ、続きも見てやってくださいませ!!
⇒【LANDS’ END】メンズ・ソフトツイード・コンフォート・ジャケット(アンコン仕立)着てみた♪
まるで、贅沢なブランケット。柔らかい。なのに主役級の存在感。
秋冬のコーディネートの切り札、ツイード・ジャケットが驚くほどラクに。