ミズノがスポーツメーカーだからできた発熱力
スポーツ用品でおなじみのミズノさんが開発&販売している
『吸湿発熱素材・ブレスサーモ』をご存知だろうか?!
カラダを動かすことが大嫌いな主婦にとっては、あまりなじみのない素材(衣類)であったが、
スポーツやアウトドア好きなメンズの皆さんであれば、すでに愛用されている方も多いはず。
最近では、米村でんじろう氏なるサイエンスプロデューサーでもある先生が、
TVCMで「吸湿発熱実験」をご披露されておられるので、例えスポーツマンでなかったとしても、
ブレスサーモという名前くらいは、ご存知であると思う。
そんなブレスサーモの発熱力や吸湿性、防臭性・・・といった優れた機能は
「はたして本当なのか?ブレスサーモは、それほど素晴らしいものなのか?!」を、
検証させていただくべく、東京原宿のミズノメディアサロンで開催された
「ミズノ 吸湿発熱ブレスサーモ 温かさ体験会」へ参加をさせていただいた。
普段はマスコミしか入れないというこの場所で、ミズノ・ブレスサーモの素晴らしさを
目の当たりにすることができたので、ココでご紹介させていただきたいと思う。
*本記事は、こちらの記事の続編「イベントレポその2」です。よろしかったら、通しでどうぞ♪
⇒ミズノ 吸湿発熱ブレスサーモ 温かさ体験会へ行ってきました♪ ~イベントレポその1~
ブレスサーモは吸湿発熱のパイオニア
こちらは↓イベント会場でのプレゼン・スクリーンを撮影させていただいたものだが、
見てお分かりのように、ブレスサーモの歴史が1992年~今年2012年まで書かれている。
現在は「吸湿発熱」を謳った商品がたくさんあるが。
実は世界で1番早く「吸湿発熱の開発」に取り組まれたのが、
ミズノ・ブレスサーモなのである!!
吸湿発熱の先駆者というのは、すごい。
しかも1994年には、オリンピック日本代表のスキーウエアの中綿に採用されているという、
「あたたかさの実績」もしっかりとあるのだ。
その1994年にウエアとして世に認められておりながら、1997年にアンダーウエアとしてデビュー
するまでには、3年ほどの間があるが。
これは、ブレスサーモを糸にすることが大変難しく、糸は不可能・・・と言われていたからなのだそう。
初めはブレスサーモを、ダウン等の中綿に混ぜて使用していたらしいが、
現在は糸に撚って生地にすることが可能となっているのだから、
「明日は、きっと、できる」というミズノのブランドスローガンを、地で行っているようだ・・・と思った。
「明日は、きっと、できる」 ・・・byミズノ
- 1年で、見栄えの悪い糸を撚ることができた。
- 2年で 、編むと切れてしまう糸を編むことができた。
- 3年で、染めても何してもピンク色にしかならないブレスサーモの色を変えた。
ミズノさんは、こうして出来たブレスサーモで、アンダーウエアを出してみた。
すぐに売れた!!
初めは、アウトドア(登山)用のアンダーウエアとレインウエアで始めたそう。
アンダーウエアの価格は4000円。
価格だけ見たら、きっと誰もが高いと思うのではないだろうか?
でも、売れた。
それだけ、本当に温かくて、快適なアンダーウエアであるという証だろう。
人は悩みを解消するためには、案外、惜しげもなく金を出すという。
「冬の山に登りたい。でも寒いのは辛い。とても辛い。。。」・・・という方が、試しに買ってみたとして、
本当にあたたかければ、仲間にクチコミするだろう。「これ、すごいよ!」と。
多少高くても、良いものは売れる。
でも、あまり高いと売れにくいといったご時勢になってきた。
「吸湿発熱」を謳ったプチプラ・インナーが、人気となってきたからである。
そこで今年2012年に発売されたのが「ミズノ ブレスサーモエブリ」であり、
「高価なブレスサーモ」のイメージを打ち破ったお手ごろ価格のブレスサーモ・インナーウエアだ。
他社の発熱インナーと比べてみたら、価格の方はまだ高い。
1995円(メンズ半袖:1890円)・・・だいぶ買いやすいお値段になってはいるけれど。。。
けれども、他の商品にはないブレスサーモだからこその優秀な機能がある。
しかも、6つも!!
ブレスサーモの優れた機能をそのままに、価格を下げたことで、
スポーツやアウトドアであたたかさ・快適性を求める人だけでなく、
ビジネスシーンや日常の生活でも使って欲しいと考えたミズノさん。
そこでTVで「発熱力」をアピールしてみた! また、興味をもたれた方は、実際に
米村でんじろう先生の発熱実験キットを頂戴して、ブレスサーモの吸湿発熱を、
実際にお試しできる・・・という企画付きなのである。
水分を垂らしたブレスサーモを、手の平で握ってみるという「キットの発熱実験」については、
イベントレポ・その1で書いているので、そちらを見ていただくこととして~
本記事では、TVと同じ発熱実験と、吸湿力と消臭力についてご紹介させていただく。
ミズノ・ブレスサーモの発熱力
ブレスサーモは、人間のカラダから出る水分(水蒸気)を吸収して発熱する。
そもそも、ヒトのカラダというのは、そんなに水分を出しているものなのか???
そのあたりを、水分で丸まる性質を持ったセロハンで検証してみた。
ワタシが特別に手に汗をかきやすい・・・ということではない。
発熱キット体験の後だったので、ちょっと興奮して手に汗を握っていた・・・という事実はあると思うが、
セロハンは、手の平に置いたとたんにくるくると面白いように反応した。
手の甲では、すぐにヒン伸びてしまったので、カラダの部位によって出る水分量は違うのがわかる。
たぶん、脇の下・背中・胸の間・股間?・・・汗をかきやすいとされる部位は、
あたりまえだろうけど、水分量が多いはず。
汗をかいたと自覚していなくても、ヒトは常に水分を体から放散しているという。
次は、TVCMと同じ「沸点の低い液体」を使って、ブレスサーモが発熱することを検証した。
これはとてもわかりやすい実験だった。
水分を含んだポリエステル綿では、液体は全く反応しなかったのに、
ブレスサーモでは、ぐんぐん・ブクブクと沸騰を始めたのだ。
しかも、ずっとブクブクしていたままだったのが、スゴイと思った。
さらに、綿に水分を含ませる際、ポリエステル綿からは、ボタボタと水が垂れたのに対し、
ブレスサーモの方は、まったく下に水が落ちるということがなかった。
吸水力も、ポリエステルとはあからさまに違うのが、良くわかった。
ブレスサーモ吸湿性の実験
加湿した箱の中に、湿気でまるまるセロハンの花を入れ、
花の変化で、吸湿性の良さを検証。
ブレスサーモの綿が、グングンと湿気を吸うので、クルクルと丸まった花の花びらが、
みるみると開いていくのを目の当たりにした。
本当は花の変化を動画で撮ったつもりだったのに、なぜか撮れていなかったようなので、
わかりにくい写真となってしまったのがちょっと残念。
上の写真は、いつまでも開かないポリの箱の花を、ブレスサーモの箱へ移したところ。
ブレスサーモの箱へ入れたとたんに、すぐに花びらが開きだしたので、驚いた。
ちなみに、右端にちょっとだけ写っている花が、もともとブレスサーモの箱の中で開いた花である。
同じ実験の動画が、ミズノのサイトに掲載されているので、興味のある方はぜひどうぞ♪
ブレスサーモの消臭力
ブレスサーモとポリエステル綿に、酢を含ませてからボトルを良く振る。
ポンプをパフパフ・・・と押して、ノズルから出てくるニオイを嗅いでみた。
これも、とてもわかりやすい実験だった。
ポリエステル綿の方から出た中の空気は、なんだか酢メシのようなニオイがしたのに対し、
ブレスサーモのボトルから出た空気は、ほとんどニオイがしなかった。
抑えるニオイは、もちろん酢のニオイだけではないそうだ。
アンモニア臭(汗)のニオイも消してくれるので、
たとえば、ブレスサーモの衣類を着て汗をかいたとしても、ほどほどの汗であれば、
数日間くらいは、そのニオイを抑えてくれるのではないか?・・・ということだった。
もちろん、個人差はあるだろうし、
頭のニオイとか、ブレスサーモと関係のない場所のニオイは ムリだろうケド。
(なんならブレスサーモの帽子もあるけどね)
ブレスサーモの魅力・まとめ
いかがだろうか? 実際にご自身で「ブレスサーモ」を着てみてもらって、良さを体感してもらうのが、
“1番てっとりばやく魅力を理解していただく方法”だとは思うが・・・
まずは興味を持っていただくことができただろうか???
- ブレスサーモは着ているだけで発熱する(生地自体が発熱する)
- あたたかさが続く(持続と保温)
- 吸湿性が良い
- ニオイも消す
ミズノメディアサロンの実験(検証)で、そんな効果を確認できた。
スタッフさんのコメントで印象的だったのは「雨カッパ」の例えである。
『100円のカッパを着るとあたたかい。
でも、中がムレる。 ムレると、あたたかくても快適ではなくなる。 』
なるほどなー!と思った。
雨カッパのように空気を閉じ込めれば、あたたかく感じる。
でもムレると不快なので、通気性を良くする。・・・と、あたたかくなくなってしまう。
あたたかいけど、いらない水分は発散できて、着心地は快適。
ここ↑にこだわってブレスサーモを開発したのは、やはりミズノがスポーツメーカーだからだと思う。
スポーツや登山でカラダを動かせば汗をかく。
汗をかいても、冷えずにあたたかく、しかも快適。
「スポーツメーカーだからできた発熱力」とは、こういうところ目指したからなんだろうなぁ・・・とそう思った。
ブレスサーモは、ダウン・インナー・小物や寝具・・・と、いろいろな商品が揃っているが、
基本的な機能は、ブレスサーモを使用している全ての商品に備わっているらしい。
例えば、↓これはアウターのダウンである。 一口にブレスサーモのダウンと言っても、
防水であったり・ストレッチ性があったり・家庭洗濯がOKだったり・・・
ちょっとづつ、でも結構違うので、ご自分に合ったダウンをどうぞ♪
中には5万円越えの“オーロラツアーOK”なんて、最強ダウンもあるからビックリ!
*【ブレスサーモダウン】RGライトウエイトジャケット(レディース)16590円
ちなみに、あたたかさのレベルは、ブレスサーモの含有量だけでなく、
生地の編み方だったり、 作りだったり(熱を反射保温とか)、
その他の素材との組み合わせによって変わるらしい。
目安はこちらをご参考に↓ していただきたい。(上のレベルほどあたたかい)
ウールヘビーライト・ヘビーウエイト・ミドルウエイト・ライトウエイト=ブレスサーモエブ
その他に、高級志向のカシミア、小物類のゆるぬく・・・が、2012年のラインナップである。
最後に、ミズノさんに今1番メンズにオススメの商品を聞いてみた。
それがコレ↓ ハラマキーーー!!
えー?ピンクー???・・・と思ったら、これはレディス。
あまりに人気過ぎて、この日はメンズを用意できなかったのだという。
寒くなってきたので・・・腹の調子を崩しやすいオトコが多いらしい。
特に、若い男性にハラマキが人気なのだと教えてもらった。
ウチの息子が欲しがっているのは、タイツである。
最近のメンズインナーのボトムに、昔のようなモモヒキっぽい感じはない。
タイツ・・・という呼称だけれど、レギンスみたいな感じに見える。
モモヒキと言ったら親父の防寒着の代表選手のようであると思うが、
ミズノ・ブレスサーモのタイツは、あたたかいだけでなく、見た目も充分カッコイイ。
やせ我慢して、カラダを壊してはもともこもないので、
ハラマキだろうが、タイツだろうが。寒いのだったら、身に付けようーーーー!!
余談:ウチのオヤジが嬉しそうな顔をしたワケ。
長くなって申し訳がないけど、ついでに余談。
ミズノさんのイベントがあまりにも楽しく、ブレスサーモがあまりにも素晴らしかったので。
自宅に帰って、主人にブレスサーモの魅力を熱く語ったワタシ。
・・・と、普段ならTVの方が気になって、迷惑そうな顔をされるのがオチなのに、
なぜかこの日は、嬉しそうに話に乗ってきた彼。
なぜだ?!
ブレスサーモに、興味があるのか?!
その疑問は、翌日届けられた宅配の荷物によって解明された。
コレダ↓↓↓
なるほどね。ワタシにブレスサーモを褒められて、嬉しそうな顔した訳だ。。。
・・・ということで↑この商品のレビューは、また別途。
最後まで、長文を読んでくださったアナタに感謝♪
ブレスサーモの魅力が、少しでも伝わったのであれば、コレ幸い~
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コメント
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