『ココマイスター』さんから頂いた「マルティーニ・クラブウォレット(旧タイプ)」
熟練の職人さんが欧州の最高級皮革を使って作る“ジャパン・ブランド”
『ココマイスター』さんから、すっごい財布をいただいた。
イタリアの伝統製法(バケッタ製法)で作られたオイルドレザー
「ミネルバボックス」を全面的に使用しているマルティーニシリーズのクラブウォレットだ。
なんでも、小銭入れにマチを付けるといったディテールの変更があったということで。
旧モデルをレビュー用にご提供くださったのだ。 なんという太っ腹な「ココマイスター」さん!!
一体全体、小銭入れがどう変わったのか?というと↓こんな感じ。
- ビフォー(ディティール変更前のタイプ)
お分かりだろうか?
小銭いれにマチが入ったことで、ファスナーを開いた際に中が見やすく、
小銭が取り出しやすくなったのだ。
とはいえ、旧モデルだって不都合なんかは全然ないので~
ワタシ的には、大喜びである♪
なんせ5月(誕生日)に、長男から「お財布欲しい・・・」と言われていたのに、
ずっとそのまま買わずにノビノビになっていることが、ずっと気になっていたのだから。
なので頂戴した財布は、ありがたく彼へ横流し・・・。
ちなみに「新しい財布が欲しい・・・」と切望していた長男の財布は↓こんな感じなのであった。
なんだ・・・まだ、使えるじゃん・・・という気もするけど~
革の色がハゲてしまって、くたびれた感じに見えるのが嫌なのだそう。
まあね。
オトコたるもの、財布は「本物志向」で上質なものを持っている方がカッコいいよね。
どんなにオシャレにキメていても、ヨレヨレの疲れた財布じゃあ残念な感じだもの。
ということで。
「この財布はね、大事に使えば一生モノ・・・と誉れ高い人気店の財布なんだよ!」と、
長男相手にしつこくうんちくを語ってから、遅すぎる誕生日プレゼントとさせていただいた。
新しく入れ替えた財布は、本記事の文末にてどうぞ。
使い込むほどに光沢を増し色味が深まるミネルバボックス マルティーニ・クラブウォレット(長財布)
ここで、ココマイスターさんの「マルティーニ」について、ワタシなりのご紹介をさせていただく♪
「マルティーニ」とは、イタリアの伝統的な製法で作られた極上の「皮革」の名称である。
この革を作っているのは、「CONCERIA CARRO BADARASSI(バダラッシ・カルロ社)」という
イタリアの老舗タンナーなのだそう。
タンナーとは、皮革製造業者(なめし革工場)のことを言うらしい。
食用の牛からとった皮を、なめして「革」へと加工するのだ。
「ミネルバボックス」というのは、革の名前。
牛革を植物タンニン(渋)でなめし、オイルをゆっくり時間をかけて染み込ませるという
伝統的な「バケッタ製法」によって作られた革であり、革好きの中でも評価が高い皮革・・・とのこと。
同様に、バダラッシ・カルロ社のバケッタ製法で作られる革で「マットーネ」というシリーズもあるが、
なんでも最終工程に違いがあって、マルティーニの「ミネルバボックス」はマットな仕上がりであるのに対し、
「マットーネ」は艶のある光沢感が特徴的な革となっているらしい。
そのあたり、詳しくは【ココマイスター】 マルティーニの商品ページ&基礎知識でどうぞ。
ミネルバボックスを、外装だけでなく内装にも・・・というのは↓こういうことだ。
例えば、ココマイスターさんの売れ筋商品の1種である「ブライドルレザー」なんかだと、
こんな風に内と外がはっきり違っているのだ~
どっちがスキか?は、好みの問題だと思うけれど。
マットなミネルバボックスだからこそ、内装に使用しても、違和感を感じずに仕上がるのだそうだ。
ただし、カード段裏などの、正面から見えない部分に関しては、ヌメ革を同色着色して使用しているそうだ。
ヌメ革は、イタリアの高級牛革であるブッテーロが使用されているとのこと。
派手すぎない表情をもつミネルバボックスは、内装としても優秀!!・・・ということである。
- クッタリとした風合い
- 素朴ながらも品があり、味を感じる表情
- 適度なシボ感により得られる革製品としての見た目の美しさ、優しい手触り
『どれを取っても革本来の風合いを存分に楽しめる皮革』。。。と、ココマイスターさん。
内も外も。生地は一切使用せず、総革仕様のマルティーニ。
使い込むうちに、しっとりと・くったりとやわらかに手になじみ、
深い色艶へとオリジナルの変色を遂げていくという。
日々財布を手にすることで徐々に自分の色になっていくという「経年変化の愉しみ」は、
イタリアの伝統皮革と、日本の匠の技の賜物である。
【ココマイスター】マルティーニ・クラブウォレットに 財布の中身を入れ替えてみた
長男もココマイスターさんのカタログを一読し、素材とつくりにこだわった高級皮革製品専門店である
ということを理解してもらったところで、早速財布の中身を入れ替えてみた。
むーーーーん・・・・パンパン!!
「アンタ、男のくせに、お金以外のモノが多くない?! 主婦じゃないんだからさー!!」
だって、男の財布がパンパカパンで、ファスナーが歪んでいるなんて、なんだかちょっとカッコ悪すぎ。
「いらない物は、出しなさいよ!!」
・・・てな訳で、ちょっとスッキリしたところが↓コチラ。
これなら、シュッ・・・・とファスナーもスムーズに開閉できるし、見た目もいいし。
なにより、本人だって使いやすい財布になったはずである。
現在長男は、大学3年生(21歳)なのだけど。
この際「財布は新しい方が良い」なんて風水的考えは置いておいて・・・
上質を愛でる「大人のオトコ」を目指してもらおう。
彼が社会人になる頃には。。。
マルティーニ・クラブウォレットは、きっと。
今よりもずっと、味わい深い財布に育っているはずである。